計算力学分野
数値シミュレーションは、理工学の種々の問題を解決する有力な手段であり、中でも、工学に関わる力学現象を解明しようとする計算力学は、理論・実験力学と並ぶ強力な手法です。当分野では計算力学の手法のうち、特に波動や破壊現象の解析に有利な境界積分方程式法を開発しており、最近では巨大問題の高速解法である高速多重極法の電磁波散乱問題への応用を中心に研究を行っています。さらに、量子性に起因する現象の解明を中心に物性物理学(物質の性質に関する学問)における数値計算的アプローチの深化とその応用研究も行っています。
教員
- 助教:新納和樹
研究内容
計算力学・応用力学
- 計算力学における高速アルゴリズムの開発 (高速多重極法・並列計算)
- 逆問題の数値計算 (非破壊評価の数値シミュレーション)
計算物理学(量子相転移)
- 量子モンテカルロ法
- 量子相転移現象の数値的研究